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【韓国語学習メモ】"흥미진진하다"の意味と日本語との違い

sariの学習メモ

韓国語学習で疑問に思ったことや気づいたことを起点に、インターネットや本で調べたり、ネイティブスピーカーに聞いて分かったことなどを備忘録としてまとめます。信頼できるソースを探して調査するよう努力していますが、あくまで個人の学習帳としてご覧いただければと思います^^

韓国語の四字熟語の中には、日本語とまったく同じ漢字を使うものもたくさんありますよね。

そのうちのひとつが"흥미진진"(興味津々)です。
正確には四字熟語というより、"흥미진진하다"(興味津々だ)の形で使われる形容詞です。

흥미(興味)はよく聞く単語だし、音もなんとなく似ていて覚えやすい単語だとは思いますが……

この흥미진진하다という単語を私が何度か耳にしていく中で、ふと違和感を感じたんです。

Sari
なんか……日本語の「興味津々」と使い方が違くない?

私が何度か聞いた中では、"흥미진진한 이야기""흥미진진한 게임"という風に使われていたのです。
直訳すると、「興味津々な話」「興味津々なゲーム」……。
なんかヘンですよね?

日本語の「興味津々」という言葉は、「興味津々な様子」とか、「子供たちは興味津々だった」という風に、「誰か(人)が何かに対して興味を持っている」様子を表す言葉だというイメージがあったのですが……

一応、辞書を引いてみました。

【興味津々】
興味が尽きないさま。非常に興味が引かれるさま。

とあるので、やっぱり「興味津々な話」と言うと違和感がある気がします。
少なくとも、私たちが普段会話の中で使う「興味津々」という言葉は「何かに関心を持っている人の様子」を表すことが多いと思います。

 

このことについてネイティブの方に聞いてみました。

すると、やはり韓国語では、"흥미진진한 이야기"=「興味を引くような面白い話」"흥미진진한 게임"=「興味を引くような面白いゲーム」という意味で使われる言葉のようです。

そこで、そのネイティブの方に、"흥미진진한 사람"と聞いたらどんな人を思い浮かべますか?と聞いてみました。

日本語で「興味津々な人」と言うと、「何かに対して非常に興味を持っている様子の人」の方を思い浮かべると思います。

が、その方いわく、"흥미진진한 사람"と言うと「(その人自身が)非常に面白くて、こちらが興味を持たざるを得ないような人」という意味になるそうです。

日本語の「興味津々」にあるような「人が何かに対して興味を持っているさま」という意味で흥미진진하다という単語を使うことはないんだそうです。
これはびっくりな発見でした。

韓国語で"흥미진진한 ●●"という場合、「興味津々な●●」と訳すより「興味深い●●」と訳すのがいいんじゃないかなと思います。

 

ただ、日本語でも「興味津々たる●●」という言い方をする場合もあるみたいなので、その場合は韓国語に近いニュアンスになるようです。

韓国語と日本語は似ているからこそ、時には日本語の意味に引っ張られてしまうというのが難しいところですよね。

 

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