sariの学習メモ
韓国語学習で疑問に思ったことや気づいたことを起点に、インターネットや本で調べたり、ネイティブスピーカーに聞いて分かったことなどを備忘録としてまとめます。信頼できるソースを探して調査するよう努力していますが、あくまで個人の学習帳としてご覧いただければと思います^^
넉살という単語を知ったので、どういう意味なのか調べてみました。
辞書で"넉살"と引くと、「図太さ、ふてぶてしさ、厚かましさ」「恥知らずに厚かましく行動すること、その性格」という風に出てきます。
넉살というのは名詞で、"넉살이 좋다"(ふてぶてしい、虫がいい)、"넉살을 떨다"(厚かましくふるまう)という形で使うことが多いようです。
なので、"넉살 좋은 사람"と言うと「ふてぶてしい人、図太い人」ということになりますよね。
そんな風に解釈していたのですが……
最近、ネイティブの方と話していて、少し解釈が違っていることに気づいたのです。
日本語で「ふてぶてしい」とか「図太い」とか言うと、あまり良いイメージではないですよね。
「ふてぶてしい人」って言うとほぼ悪口です。
ですが、韓国語の"넉살이 좋다"は、否定的な意味ではないんだそうです。
"넉살 좋은 사람"とは、「親しみやすい性格で、初めて会う人でも臆せず距離を縮められる人」のことを言うんだとか。
普通は初対面の人相手だと、よそよそしい態度になってしまったり、あまり気軽に話しかけられないということも多いですよね。
つまり넉살とは、「相手の懐にどんどん入っていける」という意味でのずうずうしさを指す言葉のようなのです。
そのネイティブの方も、「どちらかというと褒め言葉だよ!」と言っていました。
辞書で調べた結果から得るイメージとかなり違ったので驚きました。
ただ、これは単語の意味とかと関係なく、初対面でも距離が近い人って場合によってはうっとうしく感じることもありますよね。
「親しみやすくていい人だな」と感じる人もいれば、「なれなれしくて嫌だな」と感じる人もいると思います。
場合によっては良くも悪くもなりえるというのは日本も韓国も同じです。
単語の意味を調べるときは、韓日辞書で調べるだけでなく、韓国語で検索したりネイティブスピーカーに聞いてみたりして、実際にどういうシチュエーションで使われる言葉なのかを具体的に知ることが大切ですね!