sariの学習メモ
韓国語学習で疑問に思ったことや気づいたことを起点に、インターネットや本で調べたり、ネイティブスピーカーに聞いて分かったことなどを備忘録としてまとめます。信頼できるソースを探して調査するよう努力していますが、あくまで個人の学習帳としてご覧いただければと思います^^
この前本を読んでいて、화사하다という形容詞の意味が分からなかったので辞書で調べました。
辞書を引いたところ、「華やかだ、はでやかだ、派手で豪華だ」という意味で、明るくきらびやかで美しい様子を表す形容詞ということが分かりました。
"화사한 옷"とgoogleで画像検索してみると、派手な花柄や原色の服、アイドル衣装が出てきましたよ。
と、ここまでは納得したのですが。
辞書を見ると、この単語が漢字語だということが分かりました。
漢字で書くと<華奢하다>。
あれ?この漢字見たことありますよね。
日本語にもありますよね、「華奢(きゃしゃ)」という単語が。
でも日本語で「華奢」というと、「か細くて弱々しい」とか、そういう意味で使う単語というイメージがあります。
「華奢な体つき」とか、「華奢な女の子」とか。
韓国語の화사하다にもそういう意味があるのかしら?と調べてみたのですが、辞書には先ほどの「華やかだ」という意味しか載っていませんでした。
日本語と韓国語で意味が異なる「要注意ワード」だな!と思ってノートに書き留めようとしたのですが、一応日本語の「華奢」をちゃんと調べてみると……
そもそも日本語の「華奢」にも、韓国語の화사하다と同じく「華やかだ」という意味があるということが分かったのです。
正確に言うと、「華奢」には「きゃしゃ」と読む場合と「かしゃ」と読む場合があるんだそうです。
「きゃしゃ」の場合には、日常生活でよく使う「細くて弱々しい」という意味で、
「かしゃ」の場合は、화사하다と同じく「派手で贅沢だ」という意味になるんだそうです。
日本人なのに知らなかった……
「きゃしゃ」というと弱々しいイメージだし、派手という意味の「かしゃ」は大胆で強そうなイメージがあるので、印象がずいぶん変わりますよね。
ひとつの単語でほぼ反対の印象を与える意味を持つというのは面白い。
ちなみに、「華奢な工芸品」と言うと、どっちの意味になるでしょうか?
工芸品だから、「華やかな工芸品」という意味で「かしゃ」かな?と思いますが、実はこれ「きゃしゃ」でも十分あり得るんだそうです。
「華奢(きゃしゃ)な工芸品」というと、「デザインや出来栄えが繊細な」工芸品という意味になるんだとか。
細かくて繊細で、壊れてしまいそうな感じを「きゃしゃ」と表すということなんでしょう。
ほとんど日本語の話になってしまいましたが、韓国語は日本語と似ているだけに、改めて日本語という言語を見つめ直すきっかけになることがよくありますよね。
韓国語の勉強をしていて思いがけず新しい日本語を学んだエピソードでした。