最近、韓国語のリーディング練習のために何か良い読み物はないかなーと探していたときに、書店で見つけた本。
それが『日本人が知りたい韓国人の当たり前 韓国語リーディング』です。
中身をパラパラと見て、これは面白そう!と思ったので買って読んでみました。
とてもおすすめなのでご紹介します!
『日本人が知りたい韓国人の当たり前』書籍紹介
『日本人が知りたい韓国人の当たり前 韓国語リーディング』
久田和孝、韓相宇 著
2017年 三修社
韓国の文化や歴史について、多様なテーマの全50のコラムが韓国語と日本語の両方で書かれた本です。
韓国についての気になるあれこれが分かる
タイトルの通り、「日本人が知りたい」韓国についての話題がたくさん詰まった書籍です。
日常生活、地理歴史、現代社会、文化芸術、その他の5種類のテーマに分けて、日本人が「韓国ってなんでこうなの?」「韓国の〇〇って何?」と疑問に感じるような内容を簡単に説明したコラムが載っています。
韓国のドラマやアイドルが好きで韓国語の勉強をしている人は多いと思いますが、そうした韓国のエンタメに触れる中で疑問に思ったことや、ドラマや映画によく知らない言葉が出てきたりという経験は誰もが一度はあるのではないでしょうか?
そんな風に前から気になってた疑問が解消されたり、韓国についてもっと深く知ることができる、韓国語学習者ならきっと楽しく読むことができる読み物です!
韓国語のリーディング練習にぴったり!
この書籍には、全部で50の話題のコラムが載っていますが、1テーマごとに「文章コラム」と「会話コラム」の2つが載っています。
文章コラムは、20~30行程度の適度な長さで、テーマとなる疑問について詳しく分かりやすく説明したもの。
長すぎない文章量なので、ちょっとした時間にサクッと読めて、韓国語の文章を読む練習にピッタリです。
それに対して会話の方は、「日本人と韓国人の会話」形式で書かれていて、日本人が韓国人に質問するという内容です。
こちらもリーディングの練習になるのはもちろん、会話で使えるようなフレーズも知ることができるので、日常会話にも活かすことができると思います。
どちらの形式でも、左側には韓国語の文章、右側には日本語に訳した文章が載っているので、分からない部分は訳を見たりしながらどんどん読み進めることができます。
『日本人が知りたい韓国人の当たり前』を読んだ感想
私が思うこの本の良いポイントは、まず何といっても「興味を持って読める」というところ。
韓国語の文章を読みたいなと思っても、エッセイや小説は長かったり難しかったりでハードルが高そうだし、面白くない文章を読んでても飽きそうだし……。
でもこの本に書いてあることは、「日本人が韓国について気になっている話題」のツボを的確に押さえているので、「そうそう、それ気になってたんだよね!」というような内容から、知っていたつもりでも「そんな背景があったんだ」と初めて知ることも多く、面白くて読んでいて飽きません。
特に私は、
- なぜ金、李、朴の姓が多いの?
- なぜ漢字をあまり使わなくなったの?
- 小さい子どもも尊敬語が使えるの?
- 自分の家族のことを「私たちの~」というのはなぜ?
このあたりが結構気になっていた話題だったので、特に楽しく読めました。
あと私は韓国映画が好きなので、韓国の政治や歴史についても興味があったので、ちょっと気になるようなカジュアルな話題からかいつまんで知ることができたのが良かったですね。
あとは、「サクッと読める」というのもこの本の良いところです。
文章量が短く、中級者程度であればそれほど難しい単語や文法でもないので、ちょっとしたすきま時間にサクッと読めてしまうので、買ってもなかなか読まずに放置ということにはなりにくいと思います。
私は1日に1テーマずつ少しずつ読むようにしてましたが、今日はどんな話題かな~と毎日楽しみに読むことができました!
また、声に出して音読すると、読解だけでなく発音の練習にもなりますね。
何か韓国語の文章を読みたいけどちょうどいいのがなかなかないな~という人や、もちろん韓国のことをもっと知りたい!という方は、ぜひこの本を1冊手元に置いておくことをおすすめします!