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初級から高級まで!リアルに使えるおすすめ韓国語単語帳3選

韓国語の学習に絶対必要なもの、それは単語帳です。
独学であろうと教室に通っていようと、単語は自分でどんどん習得しようとしなければ語彙が増えませんよね。
単語帳もたくさん種類があって迷うとは思いますが、今日は私が使っているおすすめの単語帳を紹介したいと思います。

 

私が使っている3つの単語帳

私がこれまでに購入した単語帳は主に3種類。
最初に使い始めたのがキクタン韓国語、その後は語研社の韓国語能力試験シリーズを購入して土台を作り、さらにレベルアップしたいというところで暮らしの韓国語単語10,000を購入しました。
この3つの単語帳についてメリットやデメリット、おすすめしたい理由などを書いていきたいと思います。

 

キクタン韓国語

まずはアルクのキクタンです。有名ですよね。
個人的には、まず最初はキクタンから始めるのがベストではないかと思っています。
最初にどの単語帳を買おうか迷っている場合は、キクタンを買っておけば間違いないと思います!

 

5パターンのレベル分け

キクタン韓国語は、難易度に応じて入門編、初級編、初中級編、中級編、上級編の5つのレベルが販売されています。
なので、まず入門編からスタートして、1冊終了したら次のレベルを購入する……という風にすると非常に進めやすいです。
実際私はそんな感じで入門編から上級編までひとつずつ進めていきました。

Sari
カラフルなので集めるのも楽しかった。笑

ちなみに、入門編はかなり初心者向けで、本当に簡単な単語もまだ自信がない!って人のために作られています。
文字大きめで、単語の数もほかより少なめ。

↑上が入門編で下が初級編。
入門編と初級編の単語はカブってるところもあるので、慣れてる人は入門編を飛ばして初級編から入るのもアリだと思います。
入門編とその他のレベルの違いはこちらの記事でも説明しています。

 

掲載は品詞ごと

キクタンは2ページごとに「●日目」という風に区切られているのですが、1日目:動詞、2日目:形容詞……のように、品詞ごとにまとまっているのが特徴です。
動詞なら動詞、形容詞なら形容詞をその日にまとめて覚えることができるので頭の中が整理されて覚えやすかったです。

また、初級編以降は놓이다、놓치다、누르다……のようにある程度カナダラ順で固まって載っています。
これも覚えやすいといえば覚えやすいのかもしれませんが、韓国語を隠してテストするときにはそれがヒントになってしまい、考えなくても1文字目が分かってしまったりするので、私には少し不便でした。

 

付属音声で耳から覚えられる

キクタンはその名の通り、「聞いて覚える」をコンセプトに作られた単語帳です。
すべての単語帳に音声データがついてくるので、目で見たり書いて覚えるだけではなく、耳からも覚えることができます。

音声は、「찾다」「探す」「찾다」というふうに、韓国語→日本語→韓国語の順でリズムよく発音してくれます。
また、用言の場合は「찾아요」「찾았어요」「찾으세요」というふうに活用形をひたすら発音するトラックもあり、実際に会話で使える形を耳で覚えることができます。

実際の発音を聞くことでリスニング力を鍛えるのにも役立つと思います!
私は電車での移動中や家での作業中などに、キクタンの音声をシャッフルで聞き流したりしてました。

まとめ

  • 5種類のレベルをひとつずつステップアップしていけるので、最初の単語帳としておすすめ
  • 品詞ごとにまとまっていて覚えやすい
  • 音声データ付きなので発音のチェックやリスニング力向上に最適!

 

韓国語能力試験シリーズ

つづいてはこちらの「韓国語能力試験」と大きく書かれたシリーズ。
その名の通り、韓国語能力試験(TOPIK)の対策に特化した単語帳です。
「初級単語800」「中級単語1800」「高級単語800」の3つのレベルに分かれています。
私はキクタン入門編~上級編でひと通り語彙を増やした後に、この韓国語能力試験「中級」「上級」を購入しました。
(初級はこの時点でもう完璧に覚えた単語ばかりだったので飛ばしました)

 

TOPIKで点数をとるための単語帳

TOPIKでよく出る単語を集め、TOPIK対策に特化した単語帳なので、TOPIKを受験する前の勉強としては欠かせません。
읽기の長文によく出てくるような副詞や漢字語が多く収録されているので、ほかの単語帳では出てこなかったような単語もカバーできます。
初級・中級は頻出度順に単語が載っているので、優先順位をつけて覚えることも可能です。

 

品詞バラバラで掲載

キクタンとは違いこちらの単語帳は、品詞ごとにまとまっておらずバラバラに掲載されています。
なので覚えるのはちょっと大変に感じることもあるかもしれませんが、覚えた単語をチェックするために使うには最適なんじゃないかなと思います。
また、発音変化などがあっても基本的なものであれば発音記号が載っていません。
ある程度韓国語の学習に慣れた人向けという印象です。

 

補助情報が充実

この単語帳のすばらしいところは、単語だけではなく、慣用句や特定の単語を用いた表現、単語の使い分けなど役立つ情報がたくさん書かれているところです。
ここで覚えた単語を利用した表現もセットで学ぶことができるので、理解が深まります。

↓また、高級にはこのように毎ページ、その単語が含まれた短い文章が載っています。

文章の量も長すぎず短すぎずなので、TOPIKの읽기に必要不可欠な速読力を鍛えるのに役立ちます
私は音読の練習に利用したりもしてました!

まとめ

  • ある程度単語力をつけてから、実力の確認をするのに最適
  • TOPIK対策に特化しているのでTOPIK受験勉強に使える
  • 単語だけじゃなく多様な表現やコラムがあって役に立つ

 

暮らしの韓国語単語10,000

最後はこちら。その名の通り、10000語(たぶんそれ以上あると思う……)という大ボリュームで、辞書かな?ってレベルの単語帳です。

私が上記のキクタン、TOPIKの単語帳をほぼ完璧に習得して、文法もある程度マスターして、この先さらにレベルを上げるには細かい語彙を埋めて行かなきゃ……!という段階で購入しました。
とにかく何から何まで載ってる!という究極の単語帳です。

 

圧倒的なボリューム

とにかく特筆すべきはこのボリューム感!

持ち運びには少々不便です。笑
とにかく何でも載ってる!という印象。
専門用語など、もはや日本語で聞いても知らない単語があったりもします。
医療系のカテゴリでは、聞いたことない病名がズラッと並んでたり……笑

なので、「この単語帳に載ってる単語を全部覚えるんだ!」というふうに挑むのはハッキリ言って無理です。
最初から最後まで目を通してみて、今まで知らなかった単語や覚えたいと思った単語をひとつずつ拾っていくというイメージで使うといいと思います。

 

分野ごとにまとまった作り

多様な分野・テーマごとにまとめて掲載されているので非常に分かりやすいです。
たとえば「食べる・飲む」のテーマの中にも、「食生活」「料理」「野菜」「キッチン用品」など細かく分類されていて、関連する単語や同じジャンルの単語をまとめて確認することができます。

 

関連語や豆知識が豊富で読んでてためになる

単語とその意味がただ並んでいるだけじゃなく、関連する言葉や、その単語に関する豆知識のようなものも書かれているので、深く掘り下げて理解することができます。
「最近はこっちの単語の方がよく使われるよ!」とか「日本語の〇〇とは少しニュアンスが違うよ!」とか、役に立つ補足情報がいっぱい書かれています。
単語を覚えるための単語帳としてでなく、暇なときにパラパラ眺めて知識を深めるための読み物としても使えると思います!

まとめ

  • 普通の単語帳は一通り終えた上級者向け
  • 多様な分野の単語がとにかくたくさん載っている
  • 単語についての説明や関連する話題などで深い知識を得られる

 

目的に応じた使い分けを!

私が利用しているおすすめの単語帳を3種類紹介しました。

私の場合は、とにかくたくさん語彙を増やすためにまずは覚えやすいキクタンを一周し、ある程度語彙力がついたら、ランダムに掲載されている韓国語能力試験シリーズで実力チェック・復習をするという順番で勉強してきました。
そうしてある程度語彙力がついたかなと思ったら、もっと細かくて多様な単語も補うために暮らしの韓国語単語10,000でさらに知識を深めています。

単語帳によって特徴が異なるので、自分の実力や目的に応じた使い分けをすることで、より単語の勉強を充実させることができると思います!

今回紹介した3冊は本当におすすめなので、どんな単語帳を買ったらいいか悩んでいる方ははぜひ一度見てみてください♪

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