韓国語学習 勉強法

TOPIK作文の独学での添削・勉強方法は?便利なツールもご紹介!

TOPIKⅡを受験するにあたって鬼門となるのが、쓰기(作文)の存在ですよね。
TOPIKⅠにはなかった問題だし、時間もかなりタイトなので、高得点を取ろうと思ったら受験前にしっかり練習する必要があると思います。

韓国語で堅い作文を書くなんて、留学でもしていなければなかなか経験しないことだと思いますし、ましてや独学の場合だと練習するだけでも一苦労
聞き取りや筆記は問題集や過去問を解きさえすれば自分で勉強できますが、作文の場合は明確な正答がないため、頑張って書いてみたところで、自分がどのくらい点数を取れるのか、文法や単語のミスはないか確かめるのは困難です。

ですが、私は独学の状態で作文もしっかり対策して、初めて受験したTOPIKⅡで作文70点、無事6級を取ることができました!
この記事では、私がTOPIKⅡを初めて受験する前に行っていた作文対策についてまとめたいと思います。

 

TOPIKの作文はどうやって練習する?

Sari
まずは、基本的な作文対策の大まかな流れについてご紹介します。

まずテキストで基本を勉強

筆記や聞き取りと同じように、独学のTOPIK対策はまずテキストを買わないと始まりません。
TOPIKⅡの作文対策のテキストは、書店に行けば何種類か並んでいるのをよく目にするので、中身を確認して自分に合いそうなのを買えばOKだと思います。

Sari
私は練習問題が充実しているものがいいなと思って、これを選びました。

韓国語能力試験TOPIKⅡ 作文完全対策

おそらくどのテキストを選んでも、「作文用紙のルール」だとか、「採点基準や得点を取りやすい記述のし方」「文章体の書き方」といった基本的な要点が書かれていると思います。
特に「作文用紙のルール」「文章体の書き方」は、問題がどんなテーマであろうと共通して必要となる基礎の部分なので、徹底して頭に叩き込んでミスをしなければ、その分減点を減らすことができるので重要です。

作文用紙のルールは、日本語の原稿用紙の書き方と異なる部分も多くてマスターするのが大変かもしれませんが、本番のときに迷わず書けるように、何か適当な文章を見て書き写す練習をするのもいいかもしれません。

 

よく使う表現をまとめる

日本語でも同じことですが、小論文を書くときによく使いがちな表現ってありますよね。
作文でよく出てくる文末表現や接続詞などはパターン化して暗記してしまいましょう!

私の使ったテキストにも、よく使う表現がまとめられていました。
ただ、「私は作文を書くときにこういう言い方はあまりしないなあ」というものもあるので、この中から自分が使いこなせそうなものをピックアップ&そのほかにも自分がよく使う表現を調べてルーズリーフにまとめていました。

こんな感じで。
これをそのまま暗記してパターン化してしまうだけでも文章の組み立てが簡単になるし、その分余裕をもって作文の内容を考える時間も生まれてきます。

また、経済・環境・情報化社会など、主題になりやすい分野についての単語を重心的に復習するのもいいと思います!

 

実際に問題を解いてみる!

あとはとにかく問題を解くのに慣れること!
テキストの問題を実際に解いていきます。

TOPIKの作文はとにかく時間との戦いなので、時間を計りながら練習することが大切です。
私の場合は、まず最初は制限時間を設けずに解いてかかった時間を記録し、どの問題にどのくらいの時間を割くべきなのか、どういった時間配分にするのかを考えます。
だいたい目標時間が定まったら、その後の問題は制限時間を設けて解くようにしてました。

目標時間は個人によって違ってくると思いますが、私の場合は

問51~52:10分
問53:10分
問54:25分
見直し:5分

という時間配分でやってました。
51~53がかなりタイトですが、私は54に時間をかけたかったのと、絶対に見直しの時間を作ってケアレスミスでの減点をなくしたいというのがあったので、こういう風に決めました!
大事なのは、自分に合った時間配分を見つけることです。

また、問題を解くときにもうひとつ肝心なのが問題用紙
テキストに答案用紙がついている場合が多いと思うので、それを使って「マス目つきの答案用紙」に慣れておきましょう!

ちなみに私は、いろいろ書き込んだりしたかったのでマス目つきのノートを買って使ったりもしていました。
意外とちょうどいいマス目のノートが見つからなくて探すのが大変でしたが、これが自分的に使いやすかったです。

 

独学でも添削を受ける方法

と、問題を解いて練習するまではそこまで問題ないと思うのですが、問題は添削です。
こればっかりは自分ではどうしようもありません。
教室などに通っている場合は先生に添削してもらえるかもしれませんが、独学だと頼る人がいないですよね。

私も当時は韓国人の知り合いもいないし完全に一人だけで勉強していた状態だったのですが、ネットを利用すればネイティブに作文を見てもらえます!
インターネットを利用して添削を受ける2つの方法をご紹介します。

 

言語交換アプリで依頼する

まず一つ目の方法は、Hello Talkという言語交換アプリで添削を依頼する方法です。
外国語学習者の間では有名なアプリなので、聞いたことがある方、使っている方も多いと思います。

このアプリでは、SNSのような感じでタイムラインを投稿することができたり、1対1でネイティブとメッセージすることができるのですが、日本語を学習している韓国人ユーザーもかなり多いため、すぐにリアクションを得られます。

私の場合は、まずタイムライン「メッセージにて作文を添削してくれる方はいませんか?」と呼びかけました。
ただ注意しなければならないのが、このアプリのデメリットとして「出会い目的のユーザーが多い」ということです。
別に日本語を勉強している雰囲気でもなさそうな韓国人の男性からいきなりメッセージが送られてくることとかもよくあります。(無視してますが)
なので、そういった人たちを避けるために、「日本語を真剣に勉強している方」とか「日本語能力試験を受験したことがある方」でお願いします!と注釈を書いたりするといいと思います。
また、一方的に教えてもらうのは申し訳ないという気持ちがあるので、「代わりに私も日本語学習の質問や添削を受けます!」という感じで書きました。
あとは名乗りを上げてくれた方のプロフィールを見て、ちゃんと勉強してそうな人だなと思えればメッセージを送って添削をお願いすればOK。
すごく丁寧に答えてくれる方もいました!

ハロートークは無料のアプリなので、無料で完結できることがこの方法の良いところなのですが、欠点もあります。
それは、相手があくまでも一般の学習者に過ぎず、プロの講師やではないということ。
なので、間違った指摘をされている可能性もあるということです。
日本人だって、間違った日本語を使っている人はたくさんいますよね。
実際、韓国人の質問に対する日本人の回答を見ていて(これ間違ったこと教えちゃってるなあ……)と思うことがたびたびあります。
添削してくれている相手は専門知識を持った教員ではなく、あくまでネイティブスピーカーの一人だということを覚えておきましょう。

 

ココナラで依頼する

ハロートークだと、ちゃんと正しい知識を持っている人ではない可能性があるというリスクがあります。
なので本当にちゃんとしたフィードバックを得たいという場合は、お金を出してプロに依頼するのが良いと思います。

私はココナラというサイトで韓国語に関する案件を募集している人を探して依頼しました。
私が実際に依頼したユーザーさんは、日韓のバイリンガルで韓国語講師の資格を持っているというプロの方
1文字につき1円という価格設定で全部で5000円くらい支払いましたが、レッスン料と考えたらそれほど高い金額ではないと思います。
正しい指摘をしてもらえるという安心感に加え、こちらの質問に答えてくれたりもしたのでとても満足でした。

学業や就職のためなど本気でTOPIK6級を目指しているという人や、とにかく少しでも作文の点数を上げたいという人は、このように有料でもちゃんとした指導を受ける方が確実に得点につながると思います!

 

独学でも作文対策できる!

韓国語学習は独学だと限界を感じることも多いですが、そんな中でも自由にいろいろな手段を試してみることができます。
頼れる人が周りにいないからと言って、よく分からずあまり対策できないまま受験するのはもったいないですよね!

私も、TOPIKを受験したときは完全独学で学習していて、作文を書いたり誰かに見てもらった経験もまったくなかったため、「作文ってどうやって書くの?」というところから始まりました。
が、学習方法を工夫したりネットを通じて添削を受けたりするうちにコツをつかみ、本番では時間配分も理想通りいきましたし、平均点の2倍以上の70点を取ることができました。

Sari
独学だからと弱気にならず、しっかり対策して作文を克服し、高得点取りましょう!応援してます!

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